おうち時間の増加とともに、健康に対する意識が高まり、フィットネス関連のサービスを目にする機会が増えました。僕が住んでいるところも、新しいフィットネスジムが続々できています。
僕自身フィットネスジムに通っていたのですが、外出自粛のこのご時世、思い切ってオンラインフィットネスに切り替えることにしました。しかしいざどこのオンラインフィットネスが良いか調べると、料金やレッスン方法も多種多様で、選ぶだけでも一苦労というのが実情です。
そこで今回の記事ではオンラインフィットネス選びの一つの基準として、オンラインフィットネスはライブレッスンとビデオレッスンどちらの方が良いのかという内容で解説していきたいと思います。
この2つは主に低価格帯のサービスで採用されていることが多いのですが、レッスンの方法がそれぞれ大きく異なります。違いを理解することで自分にあったサービスを選ぶ近道になりますし、サービス選びの失敗をしにくくなりますのでぜひ最後までお付き合いくださいね。
では始めましょう。
ライブレッスンとビデオレッスンの違い
コミュニケーションが双方向か一方通行か
ライブレッスンとビデオレッスンのいちばんの違いは、コミュニケーションが双方向か一方通行かというところです。
- ライブレッスン 双方向コミュニケーション(トレーナーと受講者双方が発信)
- ビデオレッスン 一方通行(トレーナーからの発信のみ)
ライブレッスンによっては、受講者はミュート(マイクオフ)になっている場合もありますが、基本的にはトレーナーと受講者がコミュニケーションをとりながらレッスンが進められます。
トレーナーひとりに対して受講者が多数の「集団レッスン」の場合がほとんどなので、細かい指導は難しいかもしれませんが、名前を呼んでもらったり、姿勢のチェックや励ましの声かけがあるので、モチベーションは上がります。
ビデオレッスンはレッスン動画を見ながら動きを合わせていくスタイルなので、当然トレーナーとのコミュニケーションはありませんが、ライブレッスンと比べるとレッスンの種類が多い傾向があります。
たとえばLEAN BODY(リーンボディ)の場合、500種類以上のレッスンがあるので、どれだけ自分に合ったレッスンを見つけられるかというところが鍵になってきます。
ビデオレッスンの方が料金が安いとは限らない
全体の傾向としては、レッスン動画を配信するだけのビデオレッスンの方がライブレッスンよりも料金が安く設定される傾向があります。
しかしオンランフィットネス全体に言えることですが、継続期間やレッスン回数などによって細かく料金設定をしているところが多く、不定期のキャンペーンなどもあるので、一概にビデオレッスンの方が安いとは限りません。
基本的には継続期間が長い契約の方が月額料金は安くなるので、自分がどのくらいのところに目標を設定するか、それによってどのくらいの継続期間がベストなのかということを最初にしっかり決めておいた方が失敗が少ないです。
「ちょっと興味がある」程度の段階で、料金がお得になるからと言って12ヶ月コースを契約するというのは少し考えものです。
まずは無料体験などのお試しコースなどを体験してみて、続けられそうかどうかしっかり自分と相談してみましょう。
ライブレッスンの鬼門「Zoomのセッティング」
ビデオレッスンの場合は、インターネット環境があれば比較的すんなりレッスンを始めることができますが、ライブレッスンの場合Zoom(ズーム)を使ったレッスンをするところが多いです。
Zoomは仕事で使うオンライン会議だけでなく、オンライン飲み会など今や生活の身近な場面でも使われることが多いので、聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
スマホでもパソコンでもアプリを入れれば簡単に使えるようになるのですが、ミュート(マイクオフ)やカメラのオンオフなど細かい動作でつまずきがちです。
Zoomの使い方に関しては、以前の記事が参考になると思うのでよかったら読んでみてくださいね。
参考記事:オンラインフィットネスで使うためのZoomの設定方法を説明します!
実際にレッスンを受けてみて
ライブレッスンとビデオレッスンの両方を受けてみた感想です。受講したオンラインフィットネスは以下の2つ。
ライブレッスン 「クラムる」 ビデオレッスンREAN BODY
- ライブレッスン クラムる
- ビデオレッスン LEAN BODY(リーンボディ)
ライブレッスン :ライブならではの一体感が味わえる
「クラムる」のライブレッスンは、ピラティスのデモンストレーションを背景に、担当インストラクターが解説や受講者へのアドバイスをするというスタイル。インストラクターひとりに対し、受講者が2人〜5人くらい(僕が受講したレッスンの場合)の集団レッスン形式です。
Zoomを使用したレッスンで、カメラをオンにすると自分の姿がトレーナーに(他の受講者にも)見えるので、「もう少し腕を伸ばして」とか「あと少し!〇〇さん頑張って!」みたいな感じでトレーナーさんから声をかけてもらえます。ちなみにカメラはオフにしていても問題はありません。
「クラムる」のライブレッスンはマイクオフで行うので、こちらの声はトレーナーや他の人には聞こえません。なので音声だけでいうと双方向ではなくトレーナーからの一方通行ですが、やはり自分の動きに対してフィードバックがもらえるというのはモチベーションになります。
そして何より自分の名前を呼ばれるというのは、オンラインフィットネスではあるけれど、何か一体感のようなものを感じられ、良い雰囲気でレッスンを受けることができます。
利用するサービスにもよりますが、クラムるの場合は事前予約が必要でしたので、予約した時間に合わせてレッスンを受講する必要があります。その点は少し面倒に感じるかもしれませんね。
ビデオレッスン:気楽にできる分継続モチベーションは自分次第
LEAN BODYのビデオレッスンは、SafariやChromeなどのブラウザから、またはLEAN BODYアプリ(iOSのみ)で受講することができるのでZoomを利用しなくても受講でき、アプリの設定が苦手な方でも簡単に始められます。
自分が受けたいレッスンを選んたら動画をスタートさせればOK。24時間自分の好きなタイミングでトレーニングができるのでとても気軽です。
動画が始まると画面に合わせて、またはインストラクターの指示に沿って運動していきます。ライブレッスンのように声かけや姿勢などの指導はありませんが、自分のペースでトレーニングをすることができるし、大切なポイントは動画の中で説明してもらえるので、ビデオレッスンで十分な感じです。
ただし気楽にできる分自分に甘えてしまいがちになるので、ちゃんと継続してレッスンをしたり正しい方法で効果を上げるためには、ある程度自己管理が必要です。
ちなみにLEAN BODYではレッスンを受講するごとにバッジが付与されたり、継続してレッスンに取り組むための仕掛けが準備されています。
それぞれのメリット/デメリット まとめ
メリット | デメリット | |
ライブレッスン | ・インストラクターからフィードバックしてもらえる ・他の受講者もいるので一体感を感じられる ・正しい方法でトレーニングできる | ・予約が必要(サービスによります) ・自分の姿が他の受講者にも見える(サービスによります) ・Zoomの設定が面倒 |
ビデオレッスン | ・いつでも好きな時間に受講できる ・自分のペースでトレーニングできる ・Zoomを使わないので始めるのが簡単 | ・ついつい自分に甘えがち ・正しくできているかどうか分からない |
こんな人に向いています
ライブレッスンが向いている人
▶︎運動経験が少なくインストラクターの指導を受けながらレッスンしたい人
▶︎レッスンの予約やZoomの設定など細かい作業が苦にならない人。
▶︎みんなとワイワイいいながらレッスンを楽しみたい人
ビデオレッスンが向いている人
▶︎ある程度運動経験があってマイペースでレッスンを受けたい人。
▶︎できるだけ簡単な方法でトレーニングして効果を上げたい人
初心者の人はむしろパーソナルトレーニングの方が良い
これまでフィットネスの経験がなく、運動経験も少ないもしくは運動自体ちょっと苦手に感じているという方は、オンラインでできるパーソナルトレーニングという方法もあります。
ライブレッスンでもインストラクターの指導を受けられますが、集団レッスン形式のため一人ひとりに対するコミュニケーションの時間はどうしても限られてしまいます。
その点1対1で行われるパーソナルトレーニングなら、個別の特性(これまでの運動経験など)に合わせて最適なトレーニングを提案してもらえますし、集団トレーニングだと質問しにくいようなことも気兼ねなく訊く事ができます。
お値段は少々張りますが今はお手頃価格のパーソナルトレーニングもありますので、一度検討してみるのもいいでしょう。
関連記事:【厳選5社】パーソナルトレーナーがいるオンラインフィットネスクラブを比較!料金やお得な体験もわかりやすく紹介
おわりに:ビデオレッスンでも十分。まず始めてみることが大事
ライブレッスン 、ビデオレッスンそれぞれメリットデメリットがあるので、今回の記事を読んでみて、自分似合うか合わないかの参考にしてみてもらえたら嬉しいです。
個人的には運動をするだけならビデオレッスンでも十分かなと思います。
ただ一番大切なことはまず一歩踏み出して始めてみることです。今はほとんどのサービスでお試しができるようになっているので、まずはそう言ったサービスを利用して、理想の体型を手に入れましょう。
ではまた!