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【初心者向け】スプレッドシートSUMIF関数の使い方

スプレッドシートSUMIF関数の使い方 仕事のコツ

スプレッドシートはエクセルとよく似た表計算ソフトですが、最大の特徴はネットに繋がっていれば無料で使えるというところです。

今回の記事ではスプレッドシートがより便利に使える『SUMIF(サムイフ)関数』の使い方を説明していきます。

SUMIF関数はSUM関数の発展形と言えます。SUMIF関数を使えるようになると、指定した条件に合致する値だけを集計することができ、一気に作業効率がアップしますので、この記事を読んでぜひマスターしてくださいね。

では始めましょう!

※SUM関数や関数の基本的な使い方について知りたい方は【初心者向け】スプレッドシート関数の使い方で説明していますので、ぜひ読んでみてくださいね。

関連記事:【初心者向】スプレッドシート関数の使い方。よく使う簡単な関数8個

SUMIF関数の使い方

SUMIF関数は、任意で指定した条件に合った数値の合計を求めることができる関数です。使い方は

=SUMIF( 範囲 , 条件 , 合計範囲 )

です。基本的な使い方を例題を使って説明していきます。

SUMIF関数の使い方

上記の例題では、ある中華料理店の売り上げの内、おかずの売り上げ金額だけを集計しています。この関数で求められた答えは、表の右下の45,000です。

種類の中にある”おかず”の集計なので範囲はC10からC25、条件は”おかず”にします。また、売上金額を集計するので、合計範囲はF10からF25です。

もうお気付きだと思いますが、販売数量を集計したい場合は、合計範囲がE10からE25になります。

このように範囲を記述する際は、『:』(コロン)を使用して範囲を設定します。

ここで気をつけたいのが、条件にテキストを使用する際は「”」(ダブルクオーテーション)で文字を囲むことです。これを忘れるとエラーが表示され正しく集計することができなくなるので、お忘れなく。条件が数値の際には不要です。

チェックポイント

条件がテキストの際にはダブルクオーテーションで囲む。 → 例)「”条件”」

条件の使い方次第でさらに便利に使えます

SUMIF関数は抽出する条件の使い方を理解すると、さらに使い道が広がり便利に使用することができます。

条件と完全に一致

条件と完全一致とは、条件に指定した値またはテキストと全く同じ場合の数値を合計します。上記の例のように”おかず”と全く同じ条件が対象になります。

ありがちなミスとして、”おかづ”のようにタイプミスしたり、”お かず”のように不要なスペースが入っているとエラーになりますのでご注意ください。

条件と完全に一致は最も基本的な使い方で使用頻度も高いので、しっかり覚えておきたいですね。

〜以上、〜より大きい

指定した数値以上の合計を求める場合です。例えばメニューの単価が750円以上の商品の販売数量を求める場合などに使います。

条件の記述が先ほどの完全一致と比べると複雑になっていますが、以上を表す “>=” の後に&数字と続くので、この順番を覚えておけば大丈夫です。

この例では750以上という条件でしたが、750以下にしたい場合は”<=”&750という記述になります。また、750より大きいという条件にする場合は、”>”&750 にしてください。

SUMIF関数 以上・より大きい

〜から始まる

指定した文字から始まるという条件に合致した場合に合計を求めるという時に使います。関数の条件には”〇〇*”と記述します。(〇〇部分には条件を入力します)

下記の例ではネギから始まるメニューという条件にしているので、条件の記述は “ネギ*” です。

こういう分析ができるようになると、下記の例ではネギの仕入れや仕込み数量を調節するのに役立ちます。

SUMIF関数 〜から始まる

〜を含む

指定した文字を含んでいるという条件で合計を求める場合に使います。関数の条件のところには “*〇〇*” と記述します(〇〇は条件を記入します)

下記の例では”ラーメン”という語句を含むメニューという条件になっていますので、条件部分は”*ラーメン*”です。

この関数を使うと、一見雑多に見える資料でも共通のキーワードを見つけられれば、簡単に数値の集計を行うことができます。

SUMIF関数 〜を含む

まとめ:SUMIFは条件の使い方がポイントです

SUMIF関数は、SUM関数と比べると条件が入るので少し構文が複雑になりますが、範囲・条件・合計する範囲の順番で覚えておけば迷うことはないでしょう。

そして何よりもSUMIFを使いこなすためのポイントは、どんな条件を使うかということです。

一見すると雑多に見える資料でも、何か共通するキーワードや数値をうまく見つけられるかどうかで、資料の活かし方が変わってきます。この記事を参考に、「こんな場合に使えそうだな」とかイメージしてみるのも良いですね。

SUMIF関数をマスターして、さらに仕事の効率UPとプライベートの充実を目指してください。

今回はスプレッドシートのSUMIF関数の使い方についてでした。ではまた!

もし本記事を読んで分かりにくいところなどありましたら、可能な限りご説明いたしますので、お問い合わせよりご質問ください。お待ちしております!

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