スプレットシートはエクセルのように表計算ができるGoogleのWebサービスです。
インターネット回線に接続されていれば使うことができるしなんと言っても無料なので、それなりにお高いエクセルにとってかわり利用している人も多いのではないでしょうか。
スプレッドシートは関数という数式を利用すると便利に使えるのですが、初心者の方にとってはこの「関数」が少し難しく感じるかもしれません。
この記事では、Googleスプレッドシートの関数の中でもよく使う簡単な関数を8つ説明していきます。この記事を読めば関数の基礎がわかるようになり、スプレッドシートを使って効率よく仕事ができるようになりますよ。
では早速始めましょう!
※スプレッドシートのことがよくわからないという人は、スプレッドシートの使い方(準備編)を読んでくださいね。
関連記事:【初心者向】仕事で役立つ。スプレッドシートの使い方:準備編
スプレッドシート関数の使い方
スプレッドシートの関数を使う方法は2通りあります。
直接セルに入力する方法

ひとつ目の方法は直接セルに関数(数式)を入力する方法です。
足し算引き算などの四則演算はこの方法になります。また、よく使う関数は覚えるようになるので、慣れてくれば直接セルに入力した方が速く作業を進めることができます。
メニューから選択する方法

2つ目の方法はメニューから関数を選んで使用する方法です。
画面上部にあるメニューバーの「Σ」ボタンをクリックすると色々な関数がずらっと出てきます。この中からお目当ての関数を選んでクリックしてください。
と言っても初めて使う方にはどの関数がどんなことができるのかさっぱりわからないと思いますので、これから基本的な関数をご紹介していきます。
よく使う簡単な関数
まずはよく使う簡単な関すからです。足し算・引き算などのいわゆる四則演算です。
馴染みのある計算なのですが、掛け算と割り算は関数独特の記号を使います。また、どの関数にも共通なのですが、数式の先頭に必ず「=」をつけます。
・掛け算は「*」割り算は「/」を使う
・数式の先頭に「=」をつける
足し算
足し算をする場合は、=50+50 とセルに入力してenterを押すと「100」と表示されます。


しかし通常この方法はあまり使いません。数字の入力に手間がかかるし間違えるリスクもあるからです。
一般的には下記のようにセルを指定して計算する方法を使います。答えを表示したいセルに=B9+B10 と入力すると100と表示されます。


この際セル番地(B4とかです)は手入力ではなく、セルをクリックして指定した方が間違いがなく簡単に入力できます。
この方法の良いところは、セルに入力してある数字が変わったら自動的に結果に反映されるところです。
引き算
引き算も足し算と同様にセルを指定して数式を入力していきます。
掛け算
掛け算は×の代わりに「*」を使って数式を入力していきます。直接=50*10 という計算式を入力しても500という答えを求めることができますが、やはりセルを指定して計算する方法が一般的です。


割り算
割り算は÷の代わりに「/」を使って数式を入力します。

合計や集計するときに便利な関数
よく使う四則演算だけでも十分便利なのですが、もっと便利に使うための関数もご紹介します。
セルに入力した数値の合計を出す:SUM関数
SUM関数はセルに入力されてある数値の合計を計算する関数です。
「合計?足し算と何が違うの?」と思った方もいると思いますが、SUM関数も足し算と思ってもらって間違いありません。
ではどこが違うのかというと、SUM関数を使うとたくさんのセルがある場合に短時間で答えを求めることができます。
例えば100個の数値の合計を求める場合、足し算だと100回セルを指定する必要がありますが、SUM関数は◯〜◯までと言った具合に範囲を指定すれば、その範囲内の足算をしてくれます。




数値が入力されたセルの数を数える:COUNT関数
COUNT関数は数値が入力されたセルの数を数えることができます。
「そのくらい目で見て数えることもできるんじゃない?」と思われるかもしれませんが、10個くらいのセルならまだしも(10個でも面倒ですが)100個、200個の中から数値が入っているセルを数えるのは面倒な上に時間もかかり間違える可能性も高くなります。
COUNT関数を使えば、数える対象範囲を設定するだけで、短時間・正確に答えを求めることができます。



0(ゼロ)は数値としてカウントしてしまいます。入力する数値がない場合は空白にしておきましょう。
平均を出す:AVERAGE関数
AVERAGE関数は平均を出すときに便利な関数です。
割り算を使っても同じことはできますが、足し算と割り算という2つの計算をする必要がありますし、さらにたくさんの数の計算、例えば10日間の平均売上などを調べるときには関数を利用した方が圧倒的に便利です。




いちばん大きい・小さい値を調べる:MAX/MIN関数
資料の中でいちばん大きい数値・いちばん数値を求められるのがMAX/MIN(マックス/ミニマム)関数です。
下の例題では10日間の売り上げの中の最大・最少金額を求めていますが、もっと数が多い場合例えば1年間の中での最大・最少金額を求める場合でも、この関数があれば一瞬で見つけることができます。


まとめ:簡単な関数でも作業効率はかなりUPする!
一見すると難しく感じてしまうスプレッドシートの関数も、しくみや法則を覚えると簡単に使いこなすことができます。
もっと高度な関数も基本的には同じ仕組みの応用になるので、今回の関数をマスターして、作業効率UPにチャレンジしてみましょう!
今回はスプレッドシートの関数の使い方:よく使う簡単な関数8個のお話でした。
ではまた!