サッカー

1年生にオススメの練習メニュー「カラーダッシュ」(約10分くらい)

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こんにちは。
小学1年生クラスの担当になってはや3ヶ月、最初は集合!って言っても全然集まらなかったり、練習の途中で勝手に逃亡する子がいたり大変でしたが、最近はどうにかまとまりを見せてくれつつあります。

ただし練習メニューのチョイスや進め方を間違えると途端にクラス崩壊するので今でも毎回気が抜けません(汗)
今回は僕がこれまで1年生クラスで行ってきた練習メニューの中から、失敗のない盛り上がりメニュー「カラーダッシュ」をご紹介したいと思います。

ポイントは全員が一度に参加できて待ち時間がないことです。

なかなか子供が言う事を聞かないとお悩みの方も一度試してみて欲しいです。
では始めましょう!

鉄板メニュー「カラーダッシュ」

【準備するもの】 
・カラーコーン4本 
・マーカー16個 
・ビブス 色違いで4枚 

【オーガナイズ】
・1辺10〜15mの4角においたコーンを囲むようにマーカーを配置(上記図参照) 

【ルール】
・最初にどこか1つの角に子供を集める 
・コーチが言った色のマーカー内にダッシュ 
・誰が一番早く到着するか競争 

★色違いのカラーコーンがあればベストですが、そうでない場合は、カラーコーンにビブスを被せればOK。
ウチは赤色コーンしかないのでビブスを被せています(色違いコーン欲しい、、、)

このトレーニングのメリットとデメリット

メリット
  1. 待ち時間がないので子供が夢中になりやすい 
  2. 競争要素が含まれる 
  3. 聞く・観る・判断するの要素が入っている 
  4. なにげに運動強度が高くコーディネーション要素も含まれる

待ち時間がない

集中の続かない小学1年生にとって待ち時間がないトレーニングは最適です。
全員が一度にできるのでコーチひとりで10人くらいの子供を見ていても、順番待ちの子を気にしなくてもいいのでコーチの負担が少なくて済みます

競争要素が含まれている

「誰が一番最初にゴールできるかな?」みたいなあおりを入れることで、子供たちの前のめり具合がUPします。

聞く・観る・判断するの要素が入っている

コーチの指示する色を「聞いて」、その色のコーンがどこにあるか「観て」、他の子にぶつからずに到達できるように「判断して」ダッシュしないといけないので、様々な要素が入っています。

なにげに運動強度が高い

レクレーション要素が強く見えるかもしれませんが、実際にやってみると運動強度が高いトレーンニングです。
同じくらいの強度の練習を素走り(単純に走る練習)でやっちゃうと子供たちにとって苦痛でしかないでしょう。
コーディネーション要素にも働かせながら楽しくできるのでこのトレーニングはおすすめです。

デメリット
  1. 体力のない子にはちょっとキツイ 
  2. アレンジを入れないと飽きる

体力がない子にはキツイ

運動強度が高い分、体力がない子にはちょっとキツイかもしれません。
その場合は、インターバルを十分とったり、回数を調整してみたりしてください。

僕はインターバルの時に「どうしたらコーチが入った色のところに早く着くことができるかな?」とか簡単な問いかけを入れたりして時間稼ぎをしています。

アレンジを入れないと飽きる

楽しいトレーニングでも同じ内容を繰り返しているとさすがに飽きがきます。
途中で変化球を入れて新しい刺激を矢継ぎ早に投入することが成功のカギです。

僕の場合いちばん多いのは、赤いコーンを大袈裟なゼスチャーで指差しながら「黄色!!」と言う引っ掛けパターンです。
だいたい8割くらい引っかかって赤に走っていきます(正解はコーチが言った色なので黄色です)

そのほかにも言葉の代わりにビブスの色で指示したり、「赤と黄色!」みたいに2色指示(この場合は赤を経由して黄色に行く)したり、手にボールを持つ・ドリブルで移動するなど思いつく事を色々と取り入れています。

実際にトレーニングする際の注意点

トレーニングする際の注意点ですが、まずオーガナイズを練習が始まるまでに仕上げておくことです。
当たり前のことのようですが、これができていないとかなり高い確率で崩壊します。

練習時間になって、一度集合をかけてから準備に取り掛かると子供たちの待ち時間が発生してしまいます。
小学1年生にとって待ち時間=自由になんでもしていい時間。
いちばん集中力の高い練習の冒頭で崩壊してしまうと、後々集中を取り戻すのは非常に難しくなりますので必ず練習にオーガナイズを仕上げておきましょう。

もう一つ注意したいことは、テンポよくトレーニングを進めることです。
特にルールをアレンジして切り替えるところでは、子供にあまり考える隙を与えることのないように、わかりやすい表現方法やデモンストレーションを用いて、スムーズにトレーニングを進めましょう。

もちろん滑舌の良い明るく明瞭な声も必須です。

まとめ:

今回紹介したトレーニングはサッカーの技術的な要素はあまり入っていません。

しかし移動をドリブルにしたり、複数箇所の移動にすることでターンの要素が入るので、アレンジ次第で拡張性があります。

最初からテクニックに入り込みすぎると子供たちのモチベーションを維持するのが難しくなりますが、最終的にはサッカーの技術を身につける必要がありますので、簡単で楽しいから徐々にスキルUPを求めていきたいですね。

皆さんも是非カラーダッシュを試してくださいね。
盛り上がること間違いなしですよ。

ではまた!

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