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低学年にオススメの簡単にできる自主トレを紹介します

低学年にオススメの簡単にできる自主トレ サッカー

皆さんこんにちは。

最近のYoutubeなどを見ていると、サッカーのテクニックを紹介する動画(ドリブルデザイナーさんとか)や練習方法が多くアップされていて、今の子供たちは情報が簡単に手に入って恵まれているなぁと感じることがあります。

確かにYouTubeを見て練習すれば上手くなる子もいるとは思いますが、同時に「子供によっては結構難易度が高いんじゃないかなぁ・・」と思うこともあります。

子供のレベルは個人差が大きいですし、まして低学年となると複雑な練習は苦手な子が多いのも事実。

そこで今回の記事では、低学年でも初心者でも簡単にできる自主トレを紹介したいと思います。基本的に一人でできてそれほど道具も使わないメニューです。

トレーニングのポイントについても説明していますので、この記事を見れば一人でも集中して効率良くスキルアップできますよ。

では始めましょう!

この記事はこんなお子さん向けです
  • 小学校低学年(1年〜3年生)
  • サッカーを始めて間もない
  • まだボール扱いに慣れていない
  • 集中して練習ができない

低学年でも簡単にできる自主トレ

自主トレと言っていますが、ボールを使った一人遊びと言ったほうが近いイメージですね。

遊びなので、練習場やグラウンドに行く必要はありませんが、そこそこ広さのある場所という想定です。
(公園など公共の場所を使う場合は、指定されたルールを守りましょう)

最初にやり方を子供に教えてあげれば、あとは子供が一人でチャレンジするようになりますよ。

的当てキック

方法

①的を設定する 
②的に向かってキック 
③的に当たったら少しずつ的までの距離を伸ばす 

まず狙ったところにボールを蹴る感覚を身に付けることが大切です。

正確にボールを蹴る技術というと、インサイドキックの蹴り方・フォームから練習する光景を見かけます。

間違いではないですが、目的は思い通りにボールを扱うことですので、蹴り方よりも狙ったところにボールをけれる感覚の方が大切です。極論になりますが、爪先で蹴って狙ったところにちゃんと蹴れるのであればそれでもOKです。

この時の的はなんでも大丈夫です。コーンがあればコーンを使ってもいいですし、場所が公園だったら鉄棒の足を狙うとかもいいですね。

ちなみに鉄棒の足は細いので、上手く狙わないとボールが戻ってきません。難易度が高いと感じるかもしれませんが、案外こういったシチュエーションの方が夢中になって取り組むかもしれません。

リズムリフティング

方法

リフティングをして、3回目は少し高くボールが上がるように蹴る 

例)①右足→②左足→③右足でリフティングしたら。③の右足の時に少し高くボールを蹴る 

実際の試合では状況に応じて様々なキックがけれた方がいいので、より実践的な練習です

低学年なのに100回くらいリフティングができる子もいますが、個人的には安定して30回程度リフティングができる子は、回数を追求するよりもリズムリフティングのように少し変化をつけた方が良い刺激になり成長スピードにも良い影響が出ると思います。

まだリフティングが上手くできない子には、ワンバウンドまではOKなどレベルの調整をしましょう。

この練習の良いところは、難易度の調整を兼ねていくらでもバリエーションを増やせるので飽きが来ないところです。

『必ず右足と左足交互』とか『右・右・左足』、『インサイドとインステップを交互に』などいろいろなバリエーションが考えられるので、スキルに合わせて挑戦してみてくださいね。

2拍子ドリブル

方法

右足を1(いち)左足を2(に)にして、必ず1(または2)の時にボールを触るようにドリブルをします。必ず2歩に一回ボールを触ること

低学年の子は自分の思ったところにドリブルでボールを運ぶことが苦手な子が多いですが、思い通りにボールを運ぶためには、いつでもボールを触れるところに置いておく必要があります。

2拍子ドリブルで2歩に1回ボールを触ることで、細かいボールタッチ を自然と身につけるようになります。

実際にやってみるとわかるのですが、この練習はアウトサイドを使って柔らかいボールタッチができるとスムーズに2拍子ドリブルが成功します。

しかし最初は爪先でもインサイドでも良いので、まず2歩に1回ボールを触る意識を持たせるところから始めるのがいいでしょう。

そして慣れてくれば、徐々に足のどの部分でボールを触ったら上手く行くか自分で気づくようになります。

低学年の自主トレで気をつけたいこと

低学年にオススメの自主トレを紹介しましたが、より効果を上げるために以下のことに注意してみましょう。

・自主トレを強制しない

一番大切なことなのですが、強制してはいけません

誰かに言われてするサッカーほどつまらないものはないからです。自分のペースで自発的に行動を起こすまで見守るくらいでちょうど良いです。

とは言っても、いつまで経っても練習しようとしない我が子を見るとヤキモキする気持ちもわかります。

そんな時はさりげなく「一緒にボールける?」と誘ってみるのもいいかもしれません。そして一緒に楽しい時間を過ごしてみましょう。

「楽しかったから、またサッカーをやってみたい!」そんなきっかけでサッカーが好きになる子は多いです。

・難易度の調整

難易度の調整も大切です。何回やってもできないことは楽しいとは感じませんし、逆に簡単すぎる内容も興味が長続きしないでしょう。

この時に大切なのは、練習内容そのものを見直すよりも、難易度の調整をするということです。上記のおすすめメニューも、簡単なところから初めて、徐々に難易度を上げていくという流れにしていくのがいいでしょう。

間違っても最初から複雑なことをさせて「こんなこともできないのか、やめちまえ!」なんてことを言わないようにしてくださいね。

成功する体験は成長の過程ではとても大切です。

・成長を見逃さない

成長を見逃さないというのは、できなかったことができるようになったことを褒めるということです。

低学年の子供は、誰かから認められたいという気持ちがとても強い年代です。夢中で練習に取り組むのも、どちらかといえば「褒められたいから」という理由が大きいのです。

ですので、どんな小さなことでも成長が見られた時には、思い切り褒めるのがいいでしょう。些細な成功体験がさらに上手くなりたいというモチベーションの原動力です。

練習時間を増やすより効果がありますので、成長を見逃さないようにしっかり見てあげてください。

まとめ:小さい成功体験の積み重ねが大切

低学年向けの簡単な練習だったので、「こんな練習でほんとに上手くなるの?」と思う人もいるかもしれませんが、上手くなります。(笑)

ただしこの練習メニューだけで上手くなるわけではありません。大切なことは簡単な練習で成功体験を積み重ねることでサッカーを楽しいと感じるようになり、もっともっとプレーをしたいという感情を引き出すことです。

小学校の段階でサッカーの素質を正確に見抜くことはとても困難です。

だからこそ、低学年年代では技術的なことだけにフォーカスするのではなく、サッカーを楽しいスポーツだと感じてもらうこと、夢中でプレーできる時間を作り出すことが大切なのではないでしょうか。

今回は低学年にオススメの簡単にできる自主トレの紹介でした。

ではまた!

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