こんにちは!
皆さんは「宅トレ」をご存知でしょうか?
宅トレとは”自宅で手軽にできるトレーニング”のことで、すきま時間に人目を気にせずトレーニングできるところが受けて、今とても盛り上がりを見せています。
SNSやYouTubeでもたくさん動画が上がっているので、すでに「やってるよ」という人も多いのではないでしょうか?
今回は宅トレでより効果を期待できる「宅トレ本」を3冊ご紹介します。
これらの本を読むと自宅でトレーニングする際の注意点や筋肉の仕組みがわかるようになり、正しいトレーニングができるようになるので、効率よく理想の体型に近づけますよ。
では始めましょう!
宅トレにオススメの筋トレ本 3選
宅トレは自宅で手軽にできるので、僕も一時期張り切って宅トレに取り組んでいたことがあるのですが、「効果でてるのかなあ?」とか「このやり方って正しい?」と不安に思うことがあり、専門書で勉強をした経験があります。
この手の専門書は、最初はわからない言葉が出てきたりするのでとっつきにくい印象もありますが、内容を理解できるようになると「知っててよかった〜」と思うようになります。
自重をなめんなよ!「究極のへやトレ」

最初にご紹介するのは、「究極のへやトレ」です。
この本の著者である澤木一貴さんは整形外科のトレーナーや専門学校講師の経験をもち、現在はSAWAKI GYMを経営されている方です。
- QRコード付きで正しいフォームを動画でチェックできる
- ストレッチの重要性が詳しく書かれている
- 運動生理学からのアプローチで筋肉の仕組みがよくわかる
QRコード付きで正しいフォームを動画チェック
この本にはORコードがついているので、トレーニングの正しいフォームを動画でチェックすることができます。
しかも一つのトレーニングごとにQRコードが用意されているので、気になったときにすぐに動画で確認ができ、とても親切な設定です。

仕組みとしては、QRコードをスマホなどのカメラで読み取ると、YouTubeでトレーニングのデモンストレーションの様子が再生されるようになっています。
Youtubeにも宅トレ動画はいっぱいありますが、本と動画の良いところを合わせた感じで、個人的にはこういった取り組みはどんどん増えてほしいです。
ストレッチの重要性が詳しく書かれている
「ストレッチを軽視する人がいますが、それは大きな間違いです」と書かれてあるように、非常にストレッチの重要性を説いています。
ボリュームで言うと第2章に出てくる20メニュー全てストレッチのメニューになっています。
本書の中ではストレッチを「ダイナミックストレッチ」と「スタティックストレッチ」の2つに分けていて、それぞれ運動前(動的)と運動後(静的)と言う位置付けです。こちらも前半のダイナミックストレッチにはQRコードがついていて、フォームの確認ができます。
運動生理学からのアプローチ
自宅で効率よく筋肉を育てるには、少し身体に関する基礎知識を得ておくことが大切だとこの本では説明しています。
「運動生理学」という体が動く仕組みや筋肉の構造、筋肉を発達させる仕組みについて大きく2つのポイントに分けられていて、ひとつは「タイプⅡ(速筋)を刺激する」もうひとつは「エキセントリック(伸張性筋活動)を効かせる」です。
詳しくは本書を読んでいただきたいのですが、ここで書かれているような”なぜ筋肉が大きくなるのか”ということを知っていると、トレーニングの取り組み方も変わってくるのだと感じさせてくれます。
この本は「なかなか結果が出ない人」にオススメ
この本はすでに真面目に宅トレに取り組んでいるのになかなか効果が現れないという人にオススメです。
書かれている内容は結構専門的な分野にまで及んでいるので、正しい知識・正しいトレーニング方法を身につけることで、グッと効果が現れてくるでしょう。
おすすめ度 ★★★★☆
一生無料のジムが手に入る「今日から自宅がジムになる宅トレ」

2冊目は「今日から自宅がジムになる宅トレ」です。
著者は坂詰真二さんで、スポーツトレーナーや執筆活動(雑誌ターザンで記事監修もされてます)などをされている方です。学生時代には倉田プロ(スタントマン系の芸能事務所です)に所属されていたという異色の経歴の持ち主です。
- 『なぜ運動が必要なのか』を詳しく説明している
- 筋トレ以外にも有酸素運動のメニューも掲載
- 栄養と休養の重要性にも触れている
なぜ運動が必要なのかを詳しく説明している
この本では運動が健康にとって必要な理由を、理想の体型が手に近づける・疲れにくい体を作る・怪我をしにくくなる・生活習慣病を未然に防止・感染症のリスク低減・ストレス発散・老化防止7つのパートに分けて説明しています。
運動によって得られる様々なメリットが最初に提示され、トレーニングに対するモチベーションがUPすることで、トレーニングの継続につながりそうです。
宅トレの有酸素運動もある
通常この手の宅トレ本は、筋肉を大きくする”筋トレ”中心に書かれている物が多いのですが、本書では有酸素運動の紹介もされています。
有酸素運動というのはジョギングなど低負荷の運動のことで、エネルギーの消費が大きく体脂肪を減らすのに効果があると言われています。
部屋の中でできるトレーニングなので、大きな足音が出ない(マンションなどだと階下に響く)ようなメニューが工夫されています。限られたスペースでの運動なので、ジョギングと同等の効果があるかどうかは疑わしいですが、普段の運動量が少ない人にとっては十分な内容と言えます。
栄養と休養の重要性にも触れている
この本では体を動かすことだけではなく、栄養と休養の重要さについても触れています。
睡眠・入浴・食事・栄養バランスなどそれぞれの視点から、健康な体を手に入れるために必要なことが記されています。
少し残念なのは、とても大切なことでありながら書かれているボリュームが少ないことですが、忙しい人にとっては重要なことを要約してくれているので、逆にありがたいかもしれないですね。
この本は「トレーニングの初心者の人」にオススメ
この本はトレーニング初心者の人にオススメです。
上で紹介している「究極のへやトレ」と比べると、トレーニングの内容自体強度が低く、取り組みやすいメニューになっています。
これまで運動経験が少ない人などがいきなりキツいメニューから始めると途中で挫折してもいけませんしね。
それに全編を通して”健康な体を手に入れよう”というメッセージが感じられるところも初心者には嬉しいポイントですね。
反面ガッツリ鍛えてムキムキになりたい人にとっては少し物足りなく感じるかもしれません。そういう人は「究極のへやトレ」の方がオススメです。
おすすめ度 ★★★☆☆
週2でOK!「フィットネスジム徹底活用マニュアル」

最後にご紹介するのは「フィットネスジム徹底活用マニュアル」です。
この本は上記の2冊とは違って、フィットネスジムに通っている人を対象にした内容が書かれています。
『宅トレ』と言っておきながらなぜこの本をご紹介するのかというと、バランスボールやチューブなど簡単な器具を使った自重トレーニングの紹介が充実しているからです。
- 簡単な器具を使った自重トレーニングが充実
- エアロビからストレッチなど紹介されているメニューが幅広い
- ジムにあるようなマシントレーニングの方法も掲載
器具を使った自重トレーニングが充実
他の2冊が完全に自重だけのトレーニングなのに対し、この本ではバランスボールやチューブなどを利用したトレーニングメニューが充実しています。
ジムに通っていなくてもバランスボールやチューブなどのトレーニンググッズを持っている人は案外多いのではないでしょうか?
持っていないまでも、これらのトレーニンググッズは今やダイソーなどにも置いてあるくらい手に入れやすい物です。
腕立て伏せや腹筋のトレーニングは少しハードに感じる人にとっては、簡単な器具を使ったトレーニングから始めるのが良いかもしれませんね。
エアロビからストレッチまで幅広く掲載
本書はフィットネスジムに通っている人向けの書籍ですが、キックボクシングやエアロビクスなどの有酸素運動、トレーニング前後のストレッチまで幅広く掲載されています。
どれも基本的なことを広く浅く説明した内容になっているので、たとえば宅トレ+オンラインフィットネスなどを検討している人にとっては、基礎となる動き方が理解できるようになりタメになります。
関連記事:無料体験ができる!人気のオンラインフィットネス8社を比較。
マシントレーニングの方法も掲載
もちろんフィットネスジムに通っている人向けにマシントレーニングの説明も掲載されています。
私もFIT365というフィットネスジムに通っていたのですが、備え付けの説明書を頼りに見様見真似でマシントレーニングを始めた経験があります。
マシンの使い方はもちろん、効率的に筋トレするにはやはり最低限の知識は持っておいた方がいいです。
この本はトレーニンググッズも使いたい人にオススメ
この本はバランスボールなどのトレーニンググッズを使ってトレーニングをしたい人にオススメです。
たとえば、一定期間トレーニングを継続している人が、トレーニング内容に変化をつけたい時に読むのに向いています。
逆に今フィットネスジムに通っている人には少し物足りない内容かもしれません。なぜかというとマシントレーニングの説明は全体の4分の1くらいのボリュームだからです。
ストレッチも含めて自宅でできる内容が豊富なので、タイトルは『フィットネスジム』となっていますが宅トレを頑張りたい人にもオススメの1冊です。
おすすめ度 ★★★☆☆
まとめ:正しい方法を身につけて理想のボディを手に入れよう
今回ご紹介した3冊はどれも筋トレに関しての内容が書かれた本ですが、それぞれアプローチが異なります。
「究極の部屋トレ」は純粋にトレーニング効率の最大化、「今日から自宅がジムになる宅トレ」は健康なカラダを手に入れること、「フィットネスジム徹底活用」は総合的なフィットネスにフォーカスしています。
いずれにしても正しい方法を身につけ継続してトレーニングすることが理想のボディを手に入れるための最短ルートです。
トレーニングの目的は人それぞれ違うので、自分の目的に近い本を選んで、早速あなたも宅トレにチャレンジしてみましょう。
今回は宅トレにオススメの筋トレ本のご紹介でした。ではまた!