増やすにしても減らすにしても、体重をコントロールするためには様々な方法があります(減らしたい人が大半だとは思いますが)。その中でももっとも大きな効果を生むのが「食事管理」だと言うことはよく知られています。
しかし、単に食べる量を減らしただけでは健康的に体重コントロールをすることはできません。僕も経験があるのですが、食べる量を減らした実感はあるのに体重が全く変化しない場合は、食べた物の質やそもそも本当に食事量が減っているのか客観的に検証する必要があります。
「あすけん」は無料で使える食事管理アプリです。今回は「あすけん」を1ヶ月間使った僕が、使い方やメリットデメリットを説明していきたいと思います。
結論から言うと、無料でここまで使えるならアプリのインストールはもう必須です。
では始めましょう。
あすけんの使い方:アカウントを作ってコースを選ぶ
あすけんは食事管理に特化したスマホアプリです。iPhoneの人はAppStoreから、Androidの人はGooglePlayからアプリをインストールしておきましょう。


アプリがインストールできたら、最初の画面の「さっそく始める」をタップし、次のページで利用規約・プライバシーポリシーに同意したらアカウントの登録をします。
登録にはApple・LINE・Google・メールアドレスを選べます。
続いて画面の説明に従って性別や目標を入力し、アカウントの作成を進めていきます。
そして最後にコースを選びます。コースはあすけんダイエット基本コース・ゆる糖質制限ダイエットコース・あす筋ボディメイクコースなどから選べます。
無料で使いたい方は「あすけんダイエット基本コース」がおすすめです。あすけんダイエット基本コースは無料で利用できますが、最初の7日間はプレミアムコースの機能が無料で利用できるので、無料期間中にプレミアムコースを試してみて、必要に応じでアップグレードするのが良いでしょう。
コースが決定すればアプリの設定は終了です。確認画面では「自動で課金されることはありません」と表示されているので安心ですね。
あすけんを使ってできること
カラダ記録(体重・体脂肪など)

カラダ記録には、体重・体脂肪率・お通じ・今日の調子を記録することができます。体重と体脂肪率はグラフで見ることもできます。

食事の記録:3食+間食。食べたものも写真も

朝・昼・晩の3食と間食の内容を記録することができます。食べたものの種類だけでなく量も選ぶことができるので、より正確に摂取カロリーの記録を残すことができます。左下のカメラアイコンをタップするとカメラが起動して、食事の画像を撮影することができます。
運動の記録:iPhoneと連携するとより便利

運動の記録をすることで、1日の消費カロリーの計算ができます。基本的には運動の種類を選択・入力をしていくのですが、iPhoneのヘルスケアアプリをあすけんを連携すると、歩数は自動的に入力されるので便利です。
日記:アプリ内のSNSみたいな感じ

日記機能はアプリ内のSNSみたいなイメージで、画像とコメントを投稿することができます。公開・非公開を選ぶことができ、「公開」設定にするとあすけんを利用している他の人にも公開されます。
日記機能を利用していなくても他の人の投稿(みんなの日記)は見ることができるので、いいねをしたり応援コメントを残すことも可能です。
摂取カロリー・消費カロリー:グラフ表示なのでみやすい

摂取カロリーと消費カロリーがグラフ表示されるので非常にわかりやすい。グラフは目標値に対して現在どの程度なのかという表示のされ方なので、ドカ食いや過剰な小食の防止にもつながります。
このグラフはトップ画面に常時表示されているので、例えば朝食と昼食でカロリーを取り過ぎたから夕食は少し控えようと言ったカロリー調整がしやすいのも嬉しいですね。
栄養バランスなどのアドバイス:無料でこの機能はありがたい
3食分の入力が完了すると、あすけんお姉さんからその日のアドバイスをしてもらうことができます。健康度の得点や、栄養素の偏りなどアドバイスの内容は割と専門的です。
1日分の合算にはなりますが栄養素のグラフや食事バランスのチェックもしてくれるので、とても無料とは思えない充実ぶりです。(ちなみに僕はお酒の量とお菓子の取りすぎでよくお姉さんに怒られます。)
あすけんの無料版と有料版の違い:有料は480円/月〜
あすけんアプリの基本サービスは無料で利用できますが、有料のプレミアムサービスもあります。無料でも過不足なく利用できますが、より便利に利用したい人はプレミアムサービスを利用するのもアリですね。長期間契約するほど月額料金は安くなります。
プラン | 料金 |
プレミアムサービス 1ヶ月契約 | 480円 |
プレミアムサービス 6ヶ月契約 | 1,900円(6ヶ月料金) |
プレミアムサービス 12ヶ月契約 | 3,600円(12ヶ月料金) |
ちなみに僕は無料で十分だと感じているので基本サービスのままです。プレミアムサービスは確かに便利ですが、正直無料版との違いが少ないので。
サービスの名前 | 基本サービス(無料) | プレミアムサービス(有料) |
食事/運動の記録 | ○ | ○ |
アドバイス | ○ | ○ |
栄養価のグラフ・食事バランスチェック | ○ | ○ |
日記 | ○ | ○ |
1食ごとのアドバイス | × | ○ |
Myメニュー(セット登録) | × | ○ |
Myレシピ | × | ○ |
画像分析 | × | ○ |
PFCバランス | × | ○ |
1ヶ月毎日利用した感想:続いた要因はお姉さんからのフィードバック
この手の毎日入力系アプリは3日坊主の僕ですが、1ヶ月以上継続することができたのは、あすけんお姉さん(未来さんと言うらしい)からのフィードバックがあったからです。
AIの自動返信(たぶん)とわかっていながらも、実際の栄養士さんにアドバイスされているかのような詳しい分析や励ましの言葉は、ひとりぼっちじゃないような気がして心強いです。

一人じゃないと言えば、SNSを利用されている人は「日記機能」を利用すればさらにモチベーションがUPすんじゃないかと思います。僕は日記機能は利用していませんが、みんなの日記をのぞくと40代50代の方の利用が多いみたいです。
食事の入力については、簡単に入力できるので迷うことはありませんでした。キーワード検索もできますし、これまで食べた履歴から選ぶこともできます。
しかも検索結果の種類も多く例えば「卵」で検索すると定番の卵焼き・ゆで卵以外にも、オムライスや親子丼などの卵を使った料理や、変わったところでは「お母さん食堂 半熟ゆでたまご(1個)ファミリーマート」と言ったものまで検索表示されます。

朝・昼・晩の3食だけではなく間食も記録できるところがいいですね。無料版の場合は3食すべて入力すると摂取栄養素や食事バランスチェックのアドバイスを見ることができるので、これも入力の継続にひと役買っていると言えます。
普段の食事で栄養素を気にすることはあまりないですが、グラフで表示されて過剰・不足が一覧できるとなんとなく食べるものに気を使うもの。僕の場合常に塩分と脂質が多めに振れているので、食事をするときに気にするようになりましたね。
地味に便利なのが運動の記録です。僕はiPhoneのヘルスケアアプリと連携させているので、歩数は自動的に記録されます。歩数は消費カロリー量としてグラフに反映されるので、入力の手間がかからないと言うのは大変ありがたい。面倒なことは極力自動化したいですもんね。
あすけんのメリット/デメリット
1ヶ月あすけんを使ってみた僕が感じたメリットとデメリットは下記の通り。
- 摂取・消費カロリーが把握できる
- 栄養に偏りに気づける
- 体の変化をモニターできる
摂取・消費カロリーが把握できる
メリットの一つ目は摂取・消費カロリーが把握できることです。摂取・消費カロリーはどちらも気にしている人は多いにもかかわらず、実際に把握している人は少ないのではないでしょうか?というよりも僕もそうでしたが把握する方法がわからないと言った方が正しいです。
あすけんアプリなら入力さえすれば自動計算してくれるのでラクです。
栄養に偏りに気付ける
メリット2つ目は栄養の偏りに気付けることです。食べたものの栄養素を自動で数値化してくれる上に、どの栄養素に過不足があるのかをグラフで表示してくれるので、食べる物に気をつけるようになります。
誰か他の人に指摘されたり制限されると反発したくなりますが、自分が食べたものを客観的に数値でながめると内面から意識が変わってくるので効果は大ですね。
ちなみに僕はタンパク質が不足していると診断されることが多いです。タンパク質は大切な栄養素の一つですが、食事からだけではなかなか十分な量が摂取できないと言う人も多いんじゃないでしょうか。
そういう方はプロテインなどのサプリでタンパク質を補うのも良いかもしれませんね。
関連記事:筋トレやダイエットをする人はプロテインを飲んだ方が良いのか?
関連記事:【初心者必見】プロテインの選び方を目的・タイプ別に説明
カラダの変化をモニターできる

3つ目のメリットはカラダの変化をモニターできることです。体の変化とは体重・体脂肪率のことで、体重が増えているのか減っているのか、あるいは体脂肪の増減の推移を記録することで効果が数値として目に見えてわかります。
毎日体重計に乗る人は多いと思いますが、体重あるいは体脂肪率の推移を折れ線グラフで中長期的に見ると、いま減少時期なのかそれとも増えてるからやばいと言った結果を元にして対策を立てられます。何より日々の増減の一喜一憂から解放されて中長期的な視点でみられるところがいいですね。
- 毎食入力しないといけない
- 変わった料理は入力が面倒
毎食入力しないといけない
デメリット1つ目は毎食入力しないといけないところです。まあこれはしょうがないと言えばそうれまでですが、やはり3食+間食を滞りなく入力するのはそれなりの手間と負担はあります。
しかし前述のように過去の履歴から選ぶことができるので、入力を継続してデータがたまるにつれ入力の手間は緩和されてきます。
またどうしても文字入力は面倒な人はプレミアムサービスを選べば画像解析による入力をすることもできます(精度は微妙ですが)
変わった料理は入力が面倒
デメリットの2つ目は変わった料理は入力が面倒ということです。定番的な料理は検索すれば出てくるのですが、オリジナルレシピや郷土料理(それもマイナーなの)の場合は、近い料理名に食材を単品で足していくような入力方法になるためちょっと面倒。
僕はよくトマトとニンニクをオリーブオイルで炒めたソースのパスタを作るのですが、トマトパスタでは検索に出てこないのでペペロンチーノ+ミニトマトっていう入力にしています。
運動と組み合わせるとより効率アップ
あすけんを活用すれば、食事管理がしっかりできるので体重や体脂肪などカラダに変化は現れると思います。しかし食事管理に頼るだけだと、少し食べ過ぎてしまうとすぐ体重に反映したりいわゆるリバウンドの可能性がなくもないです。
あすけんは食事管理アプリですが、消費カロリーも管理できるという点で優れています。運動の記録にはさまざまなカテゴリーの運動の種類と消費カロリーの目を見ることができ、例えば歩行なら10分あたり/約37kcal、水泳(クロール)なら10分あたり/約101kcalがカロリー消費されます。
外に走りに行ったりプールやジムに通うのが難しい人は、今は自宅で手軽に始められるオンラインフィットネスも充実しているので検討してみてはいかがでしょうか。ちなみに僕は毎日オンラインフィットネスでピラティスをしていますが、10分あたり/約37kcalの消費です。
参考記事:無料体験ができる!人気のオンラインフィットネス8社を比較。
まとめ:食事管理+フィットネスが正解
あすけんを利用するようになって、食べるものの意識が随分と変わりました。体重をコントロールするだけでなく健康的なカラダになるために内面から変えてくれるアプリですね。
ただ前述のように食事管理だけではリバウンドの可能性もあるため運動との併用がおすすめです。その方がだんぜん効率的。
あなたもあすけんアプリを使って、自分の食事に興味を持ってみましょう。そうすればきっと体重・体脂肪率のコントロールが苦にならないようになりますよ。
今回は無料で使える食事管理アプリあすけんのお話でした。ではまた!